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三聖地巡拝錬成 議長の想い vol.6

※この文章は、第39回青年部三聖地巡拝錬成の団体参拝の延期が決定する前に書かれたものであることをご了承ください。


1月よりスタートし、今月まで毎月、議長のメッセージを紹介していきます。

一人ひとりの熱い想いが込められたメッセージを読み、自身の糧とさせていただきましょう!


三聖地巡拝錬成への想い

北関東ブロック議長 田端 剛

 私の三聖地巡拝錬成での一番の思い出は、目指すべき目標となる先輩に出会ったことです。

 私は、幼稚園の年長組の時から、父に連れられて三聖地巡拝錬成に参加し始めました。

 ある年の三聖地巡拝錬成の行程途中での出来事は、その後の私の人生に大きな影響を与えました。夜行バスで立ち寄ったサービスエリアにおいて、バス出発時間になってもバスに戻ってこない参加者がいる事に気づいた先輩は、「これ持っていて」という言葉とともに持っていたバインダーを私に手渡し、戻ってきていない参加者を探しに走っていきました。私はその姿を見て、先輩の強い責任感を目にし、先輩のことをとてもカッコいいと感じ、自分もあんな風になりたいなと思いました。その後、私もバス班長を経験しましたが、お蔭様で先輩のように走って探しに行かなければならないことはありませんでした。(笑)

 金剛さまが命を懸けて切り拓かれた三聖地巡拝は、参拝回数を重ねる事、立場が変わって参加することによってこの行事の素晴らしさを感じます。誰しもが誘われ連れられて参加することから始まり、自発的に参加するようになり、家族・友人を誘って一緒に参加するようになっていくのです。

 同じメンバーで参加したとしても、感じる事は毎回違うのです。「一期一会」、「唯一無二」の体験が三聖地巡拝錬成にはあります。

 ここで、皆さんにお伝えしておきたいことがあります。

 私には、同級生の解脱の仲間がいました。彼とは、学生時代から、青年講座等で出会い、それぞれの教区で青年部活動をしてきました。お互いに仕事を持つようになり、彼と一緒に活動する機会は減っていきました。彼と一緒に活動するのは三聖地巡拝錬成ぐらいしかなくなってしまいました。別れる時には、「また、会おう!」と言って別れ、なかなか会えない分、次に会う機会を楽しみにし、再会を信じて疑いませんでした。ところが、3年前に突然、彼の訃報を聞くこととなりました。

 私と同じ齢、これから明るい未来を描いていくはずだったのに、病に倒れてしまい、彼の人生は突然の終わりを迎えました。

 当たり前に、次も、これから先も、まだまだ一緒に活動すると思っていた再会の機会は突然無くなってしまいました。皆さんにお伝えしておきたいのは、『一緒に行ける機会はそんなに多くない』ということです。

 一緒に行きたい人、連れて行きたい人がいるならば、その気持ちを大事にし、機会を逃さないでください。

 今こそ、仲間を誘いましょう。

 金剛さまは、皆さんが仲間たちと一緒に三聖地巡拝錬成を完遂するのを金剛宝塔で待っていてくださいます。

 仲間と共に、最高の経験をしましょう。


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